M87 ブラックホール
昨日、ビックなニュースが全世界を駆け巡りました。ブラックホールの姿が、世界中の研究者の手で、映像化されたのです。ブラックホールはアインシュタインが100年以上も前に、相対性理論で その存在を予言していたものですが、光をも飲みこんでしまうので、いままで、映像化するのができなかったようです。形は、私がなんとなくイメージしていたドーナツ型の形です。(ちなみに アインシュタインも スイス ベルンに20歳代のときに住んでおりました。今でもその下宿先が観光名所になっています。)
ハワイや南極などにある最高性能の電波望遠鏡で集めたデーターを蓄積、解析し、映像化に成功したようですが、この視力に例えると、300万 だそうです。我々の視力が 通常1.2 とか 2.0とかに比べてとてつもない数字です。
例えると、人間の目で 月の表面にあるゴルフボールを見ることができものだそうです。
このブラックホールは おとめ座にある M(メシエ)87 という星雲の中にあるそうです。M(メシエ)天体 というのは、1770年代に シャルル・メシエ というフランス人が、メシエ天体カタログという 径5cmの望遠鏡で観察できる 星雲、星団 などを 1番から110番までの 標識された星雲、星団です。銀河鉄道999のアンドロメダ星雲は M31、ウルトラマンのふるさとで有名な星雲は M78、オリオン大星雲は M42、谷村新司のすばるは M45 など、皆さんがご存じなものもあると思います。
私も兵庫の田舎の小学校に通っていた時に、毎月1000円で 農協貯金をして、6年生の時に、初めて 質屋で、ビクセンというメーカーの 赤道儀付 反射望遠鏡を購入し、自分で メシエノートをつくり、いろいろな星雲・星団をさがすのが、趣味でした。中学校くらいまでは、宇宙に関する職業につけたらよいなと思っていたこともありました。
今後もどのように宇宙の起源が解明されていくのか、楽しみですね。
さて、今日は、昨年 当院のオープニングスタッフが始めた顔を合わせた日でした。また新たな気持ちで診療に取り組んでいきたいと思います。