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腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症とは、腰椎の内部を縦に通る脊柱管というトンネルが何らかの原因で狭くなる結果、その中を通る神経が強く圧迫され、足腰に痛みやしびれがあらわれる病態のことです。

神経が圧迫された状態が続くと、神経に炎症が生じて腰痛や坐骨神経痛、しびれなどの症状が出現し、進行すると足腰に麻痺がおこる場合もあります。

神経には血管が通っているので、神経の圧迫された状態が続くと、その神経の血流も悪くなり、神経に十分な酸素や栄養が行き渡らなくなります。すると、神経の働きが悪くなり、強いしびれや冷え、足の感覚異常、麻痺や間欠跛行(こま切れにしか歩けなくなる状態)なども起こります。

脊柱管狭窄の患者さんは、60代では20人に1人、70代では10人に1人が脊柱管狭窄を発症し、、50歳以上の腰痛や足の痛み、しびれの最大の原因です。脊柱管は加齢とともに狭くなるので、年齢を重ねるほど症状が出現しやすくなります。

脊柱管狭窄症は、生活習慣と密接な関係があり、運動不足、睡眠不足、偏食、喫煙、肥満も発症にかかわることが分かってきています。

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